パリ10区のヴィンテージショップ THANX GOD I’M A V.I.Pを紹介します。
モード関係者が使ったアイテムや、クローズしたブランドから流れたサンプル品やデッドストック、各方面から集った貴重なブランドのヴィンテージアイテムが眠っているショップは、オシャレ好きやクリエイターを刺激するパリの秘密のスポットです。
「パリ旅行の記念に憧れのブランドの、当時のオリジナルを手にしたい」そんな人にオススメの有名店、今回はモード関係者にもファンが多く存在するパリ10区のヴィンテージショップ THANX GOD I’M A V.I.P を紹介します。
【LOCATION】
最寄り駅は Metro 3,5,8,9,11番線 République から徒歩5分圏内です。小さいチャイナタウンの様なコミュニティーエリアを抜ければ、お店に到着します。(独特な匂い、雰囲気、ホントにショップとかあるの?と思いながら歩きます)
【ATMOSPHERE】
アイテム別やブランド別というカテゴリー分けではなく、色別で綺麗にハンギングされている店内。ヴィンテージショップは、特にオーナーのキャラクターや趣味嗜好が店の雰囲気に大きく反映されると思いませんか?
職人による工芸品的な意味合いもあるヴィンテージアイテムを手に取って洋服の構造を見たり、着てボリューム感で遊んでみたり、こういった体験が THANX GOD I’M A V.I.P の魅力です。オンラインショップが主流の中、店舗に足を運ぶ価値を示しているように思います。
デザイナーがヴィンテージから着想を得て、コレクションの服作りをスタートするプロセスが主流になってしまった今、ヴィンテージの影響を感じないシーズンは存在しません。それほどまでに、ヴィンテージは重要なポジションになっています。
その背景で、「昔のアーカイブをモダンに作り変えた様な最新のコレクションアイテムではなく、当時のオリジナルを手にしたい」と思う人が多くなっている風潮も分からなくはないので、すごく考えさせられます。(commune とは何者なのか自己紹介記事 https://www.paris-book.com/entry/2019/05/31/142532)
商品の状態がとても良いお店で、店内で出会う、一流ブランドの年代物や希少価値の高いアイテムに一期一会を感じながら、あっという間に時間が過ぎてしまいます。ぜひ THANX GOD I’M A V.I.P を訪れて、その雰囲気を味わって、トレジャーハンティングをしてみてはいかがでしょう!
【INFORMATION】
アドレス: 12 rue de lancry,75010 Paris
営業時間: 月-土14:00-18:00 日曜休み
HP: https://www.thanxgod.com/v3/
メンズもレディースも取り扱いがあります!
《戦利品》
元 Dior HOMME のデザイナー KRIS VAN ASSCHEの自身のブランドの最後のコレクションはファッションショーは行ったものの、生産販売されることはありませんでした。そのコレクション用の服が、なぜか売っている事に気がついたので、ブルゾンを購入。知人が KRIS VAN ASSCHEで働いていたので、尋ねてみました。
自分「最後のコレクションだよね?」
友人「笑 どうやって手に入れたの?」
自分 「僕が V.I.P だからじゃない?笑 (ネタバラシ) 」
友人 「あぁ THANX GOD I’M A V.I.P ね」
おしまい