6月のパリは Men’s Fashion week の時期になります。今回は 2020年 Spring Summer Collectionの発表です。
期間中のマレ・北マレ地区(3区)は雰囲気が変わります。キャスティングに向かうモデル達が街を歩き、アートギャラリーはブランドのショールームに姿を変え、街中のカフェのテラスではファッション業界人のミーティングをよく見かける様になります。
もしパリに訪れる時期がパリコレシーズンだったら、そういう光景に遭遇するかもしれません。
パリの風物詩ですね。
さて、タイトルでもある自己紹介
自分が何者なのか、ブログでもInstagramでも一度もした事なかったなぁと思ったので、少しだけ。
「どうしてパリに住んでいるの?」
少なからず、そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。理由は1つで、パリのパリコレ ブランドのアトリエで働いているからです。
今はモデリストという日本では聞き馴染みのない専門職なのですが、要はランウェイを歩くコレクションの洋服の型、設計図をアトリエチーム内で作っている人間です。
メンズもレディースもどっちも作ります。
元はデザイナー職の出身で、21歳 働き始めがニューヨークでした。若くて生意気だったのもあるけど、常に物足りなさを感じていて、チャレンジをもっとしたくて渡仏を決断。
とある大手のパリコレ ブランドのアトリエに入れた事がパリでのキャリアスタートで、パリ生活が続くことになりました。
「写真は?」
ファッションの仕事をしていなければ、正直パリに興味も、来ることもありませんでした。なので、どうしてもパリの街も生活も、長い間 好きになれませんでした。
そこで、パリを好きになりたいという思いでカメラを手に始めたのが Street Photography
ファインダーを通して、暮らしの手触りや人の表情、季節の変化、陽の傾きなど、改めて何気ない日常に目を向けて、深く感動していくことでパリの居心地が良くなりました。
自分なりですが、パリの魅力を見つけた、今はそんな気分です。そんな人間がこのブログを執筆しています。
今日は最後に北マレ地区の雰囲気を写真で。
また、commune ではパリの写真活動の一環でポストカード作品集を制作、販売しています。ぜひチェックしてみて下さい!⇨https://commune.theshop.jp