オシャレなショップやカフェが集まっているパリのマレ地区は、LGBTQ+ のコミュニティ専用のバーやクラブ、いわゆるゲイフレンドリーな地区としても有名です。
LGBTQ+ とは、Lesbian (レズビアン), Gay (ゲイ), Bisexual (バイセクシャル), Transgender (トランスジェンダー), Questioning (クィア・クエスチョニング) の頭文字をとって作られた、性的少数 (セクシュアルマイノリティ) の人たちの総称。
フランスでは同性カップルが、婚姻よりは規制が緩く、でも事実婚よりも法的権利があるという、PACS (パックス) という民事連帯契約の形が存在していたりと、LGBTQ+ の方々をよく街でも見かけます。
僕個人は LGBTQ+ ではありませんが、モード業界で働いているので、同僚にセクシャルマイノリティーの方も多く、コミュニケーションをとる機会が普通の方より多いかもしれません。
今回は、マレ地区がパリの歴史的な LGBTQ+ エリアであるという背景を知ってもらった上で、マレ地区の入り口の場所にあるストリートアートを紹介します😌
【UP SIDE DOWN TOWN】
ストリートアートは、95 rue du Temple, 75003, Paris にあり、すぐ側にはポンピドゥセンターなどの観光スポットがあるロケーションです。
パリ市から Embellir Paris (パリの美化) への呼びかけに応えて、パリに拠点を置く都市イノベーションのエージェンシーである The Street Society (ストリート・ソサエティ)と、アーティストの Daniel van der Noon (ダニエル・ファン・デル・ヌーン)が取り組んだ、プロジェクト UP SIDE DOWN TOWN。
UP SIDE DOWN TOWN は 世界中の都市にある象徴的な LGBTQ+ のコミュニティーエリアが壁に描かれているストーリーアートです。
アーティストの Daniel van der Noonは、コペンハーゲンに拠点を置くイギリス出身のアーティストで、都市景観に取り組んでおり、数年前からこのプロジェクトを追求しています。
オフィシャルHPから、アーカイブ作品がチェック出来ますので、ぜひ⇨http://www.danielvandernoon.com/project-archive/up-side-down-town-paris-2019
カラフルで目を惹く作品なので、マレ地区でショッピングの途中に通った時に、写真を撮るスポットとしてオススメです😌
《commune ではパリのポストカード作品集を販売しています⇨https://commune.theshop.jp》