パリの交通ICカード Navigo Easy と Navigo Découverte の特徴と選び方を予習しましょう!
今回は、パリの公共交通機関を利用する場面で便利な、2種類の交通ICカード、先日2019年6月12日より導入された Navigo Easy (ナヴィゴ イージー)と、既存の Navigo Découverte(ナヴィゴ デクヴェルト) それぞれのICカードの特徴を説明し、選び方について提案していきます。日本の Suica やPASMO の様なICカードをイメージして読み進めて下さい。
【①Navigo Easy】

Navigo Easy は手数料 €2で、どなたでも窓口でご購入できるプリペイド式の交通ICカードです。
※注意点
グループで旅行するときは、各自が自分のNavigo Easy を持っている必要があります。1枚のカードをグループ間共有することはできません。つまり同じ改札ゲートでの繰り返しのタップは許可されていません。
《Navigo Easyにチャージ出来るチケットの種類と最大枚数》
•1回乗車券Ticket +(1枚€1.90 最大30枚まで)
•10枚乗車券carnet(10枚€14.90 最大30枚まで)
•CDG空港-パリ市内間のRoissybus チケット(€12)
•Orly空港-パリ市内のOrlybus チケット(€8.30)
•Navigo Day Pass(ZONE 1-2 €7.5・ZONE1-5 €17.8)
•Youth Weekend Pass(25歳以下、土曜/日曜/祝日ZONE 1-4 €4.1・ZONE 1-5 €8.95)
《Navigo Easyの追加チャージ/未使用チケット枚数の確認方法》
地下鉄駅やバス停にある自動券販売機のNavigo カードリーダー(写真の紫の場所)に、ご自身のNavigo Easy を置くとチャージと未使用チケット枚数が画面で行えます。
《Navigo Easyの利用できるエリア範囲》
・Zone 1-2のみ(基本的にはパリ市内のみの移動対象)
【②Navigo Découverte】
Navigo Découverteは手数料€5ユーロで、どなたでも発行できる10年間有効な定期券型のICカードです。こちらもNavigo Easyと同じく、自動券売機でチャージします。
※注意点
Navigo Découverteには1回乗車券の機能がありません。また発行時に証明写真が必要です。日本で準備して行きましょう。
《Navigo Découverte にチャージできる乗車券種類》
・Navigo Jour (1日乗車券)
・Navigo Semaine (1週間乗車券 €22.8 : 月曜から日曜までを1週間とし、金曜から翌週分のチャージが可能)
・Navigo mois (1ヶ月乗車券)
《Navigo Découverte の利用できるエリア範囲》
・Zone 1-5(パリ近郊のヴェルサイユやCDG空港、ディズニーランド方面などを含むすべての範囲において対象)
【Navigo Easy と Navigo Découverteの使い分け・選び方】
Navigo Easy:
数日の滞在で、パリ市内のみの移動でよい方向けです。紙のチケットを1枚ずつ買う時間のロスを減らせます。10枚のカルネを購入し、チケットをクレジットカードが入ったお財布に入れていると、磁気エラーで未使用のチケットで改札口を通過できない経験が何度もありました。Navigo Easyの利用で、旅行期間中の効率がすごく良くなると思います。
Navigo Découverte:
パリ市内+近郊のヴェルサイユ、ディズニーランドパリなども行く予定がある方や、今後もパリに来る予定がある方向け。空港で1週間乗車券をチャージ出来ますので、次回はパリ市内への移動(Roissy Busなど)の往復運賃+滞在期間の交通費を全て€22.8でカバーできて大変お得です。
【まとめ】
多くのツーリストはパリ滞在期間中、市内や近郊の移動にメトロやバスを乗車するにあたり、紙の乗車券Ticket + を購入されていると思います。2021年に向けて紙のチケット廃止が進んでいく、この機会にパリの2つのICカードを理解し、上手に使い分けてパリ旅行を楽しんで下さい!
SuicaやPASMOで慣れている皆さんであれば、存在と特徴を把握していれば、全然大丈夫です😌
Bon Voyage!
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