パリの『ラーメンブーム』は依然として続いていて、もはやブームを超えて、ラーメンという食文化がパリに定着している、という風にすら感じてしまう程です。
今回は、そんな数あるパリのラーメン屋の中、変わり種のラーメン屋 SUPU RAMEN を紹介しようと思います😌
『せっかくパリまで来てラーメン!?』そんな疑問や意見があるかと思います。
安心して下さい、commune は皆さんが興味を持て、パリでしか体験できないスポットをお届けしています。よね?笑
今回紹介する SUPU RAMEN はフランスを代表する三ツ星シェフ、GUY SAVOY (ギィ・サヴォア) がこだわりで作ってオープンしたラーメン屋なのです。
GUY SAVOYは、自身もラーメン大好きのラーメン LOVER で、三ツ星レストランのワインリストに最初に日本酒を載せた人物でも知られています。
そんなフレンチのレガシー、三ツ星シェフが作るラーメン、気になりませんか?
【LOCATION】
レストランの最寄り駅は2つ。Metro 7番線 Pont Neuf と4番線 St-Michel どちらからも徒歩数分の距離です。
どうせなら、ポン=ヌフ橋 (https://www.paris-book.com/entry/pont/5) を渡りながらお店を目指したい所ですね。
【ATMOSPHERE】
店内に入ると、ポップなインテリアで気取った感じがしない、カジュアルな雰囲気を感じながら、気さくな感じのスタッフが席に案内してくれます。
メニューの前菜の欄から見てみると、Edamame (枝豆) とあり、一般的な海外のラーメン屋っぽさを感じたのも束の間。
次に目に入ってきたのは Foie gras (フォアグラ) の文字・・・。衝撃が走ります!忘れてはいけません、ここは3ツ星シェフのラーメン屋です。
GUY SAVOY が生み出すラーメンは4種類。①醤油ベースの鳥肉ラーメン、②出汁ベースの辛みそ鯖ラーメン、③豚ベースの豚むね肉ラーメン、④野菜ベースのベジタリアンラーメンと、聞き馴染みのないラインナップです。
ラーメンのお値段1杯 €13.80〜15.80で、高いと思われますが、パリのラーメンの相場はこの位なんです。ポンヌフの側というロケーションを加味すれば、割と納得できるハズです。
運ばれてきたラーメンを見て、次の衝撃が走ります。どんぶりのデザインの癖がすごいんじゃ。麺の上にトッピングが沢山盛られた、見栄えのサプライズ!
スープは、いわゆる日本で馴染みのある醤油でも塩でも味噌でもとんこつでもなければ、麺もまったく別物。日本人が『これはラーメンじゃない!』と言ってしまえば、それはそうなんだけど。
でも逆に声を大に『固定概念を捨てろ!』と言いたくなります。なぜならフランス料理のブイヨンと同じ考え方で作られたスープは、さすが三ツ星シェフ。これはこれで美味しいんです!
SUPU RAMEN に足を運ぶフランス人のお客さんはラーメンをまだ知らない人が多いそうで、日本人にとって想定外のラーメン文化がパリに生まれつつあるということは間違いなさそう。
ぜひセーヌ川を眺めながらラーメンとビールで、海を渡った日本の文化を堪能してみてはいかがでしょうか😌
【INFORMATION】
アドレス: 53 quai des Grands Augustins, 75006, Paris
営業時間: 月-木,日 11:30-21:30 金,土 11:30-22:00