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PARIS CITY GUIDE

星の数でランクが分かるパリ ホテルの選び方 【星の基準解説・注意点】

ホテルの5つ星・4つ星など、ランクを表す星の数は、ホテルを探す時の、1番分かりやすい目安情報です。


「5つ星ホテルは高級でサービスが良い」とざっくりイメージをお持ちの方は多いと思いますが、実際にランク別でどう違いがあるかご存知の方は少ないはずです。


そこで!パリのホテル予約時に役立つよう、今回は星の基準を解説します。

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ホテルの格付けは、国ごとに基準が異なります。フランスの場合、客室面積やバス・トイレの設備、フロントサービス形態など、判断基準がフランス政府 (フランス観光振興機構 ATOUT France) により定められています。またホテルのエントランスにその格付けを示す指定看板を付けることが義務付けられているのも特徴の1つです。


【星の基準 全6ランク】

《1つ星 ★》

・1室2名のシングルルームの広さが9㎡以上、ダブル・ツインルーム10,5㎡以上あること。

・お湯と水が出る洗面所が全室の25%以上あること。

・館内に共同シャワールームがあり、共同トイレが各フロアに1つあること。

・フロントが8時間以上オープンしていること。


《2つ星 ★★》

・バスルーム・トイレを除くシングルルームの広さが9㎡以上、ダブル・ツインルーム10,5㎡以上あること。

・バス又はシャワー付きの客室が全室の40%以上あること。

・クレジットカードでの清算が可能で、館内に新聞を設置し、各フロアに電話があること。

・4階以上のホテルはエレベーターがあること。

・フロントが10時間以上オープンしていることに加え、従業員が仏語と外国語の計2ヶ国語話せること。


《3つ星 ★★★》

・バスルーム・トイレを除く部屋の広さが13.5㎡以上あること。

・最低10室にバス又はシャワールーム、トイレ、電話、テレビを完備していること。

・ロビースペースがありWi-Fi設備(客室を除くロビー・受付フロア内)があること。

・3階以上のホテルはエレベーターがあること。

・フロントが12時間以上オープンしていることに加え、従業員が仏語を含む3カ国語を話せること。


《4つ星 ★★★★》

・バスルーム・トイレを含む部屋の広さが16㎡以上あること。

・エアコン、ドライヤー、ネット回線、テレビの設備があること。

・レストランがあり、2階以上のホテルはエレベーターがあること。

・フロントが24時間オープンしていること。(客室が30室未満の場合は12時間以上オープン)


《5つ星 ★★★★★》

・バスルーム・トイレを含む部屋の広さが24㎡以上あること。

・ルームサービス、セキュリティボックス、ミニバー、バスルーム内の電話があること。

・客室案内係り、駐車係員が在中しており、1階以上のホテルはエレベーターがあること。

・フロントが24時間オープンしており、従業員が英語を話せること。


《パラス PLACE》

・5つ星ホテルの中でも特に優れたホテルに授与される最高級ランクの称号。設備、サービス、営業実績などをもとに各分野の専門家の厳しい審査が行われます。

 


【ホテル選びで注意すること】

上記でホテルランクの星の基準を理解した上で、ホテル選びの注意点です!

 

ATOUT France で定められているランクは判断の最低基準ラインなので、ランクが同じでも設備はホテルによって大きく違います!ホテルによりコンセプトやターゲット市場が異なる為です。ホテル選び (ツアーに含まれる宿泊先の確認)の際は、ホテル予約検索サイトで詳しく設備をチェックする必要があります。

 

またホテル予約検索サイトの口コミ情報は宿泊経験者の体験談なので、参考になります。人種や性別、年齢によって感覚が異なってきますので、その点は読む時の注意が必要です。投稿写真もイメージを膨らませるリソースにもなりますね。


ぜひ下記サイトよりパリ市内のホテルを検索して、本記事の内容を活かしながら、自分にあったホテルを探してみて下さい!


Bon voyage!

 

《おすすめホテル 過去記事》

The Hoxton 

https://www.paris-book.com/entry/thehoxton

OFF Paris Seine

https://www.paris-book.com/entry/offparisseine