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ミロのヴィーナス| La Vénus de Milo【1分解説】

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ミロのヴィーナス】はヘレニズム期を代表するギリシャ彫刻で、ギリシャ神話における女神アプロディーテーの像と考えられています。


1820年、農夫の手によってエーゲ海のキュクラデス諸島の一つのミロ島で発掘され、のちにフランス大使が購入。翌21年国王ルイ18世に献上され、現在はパリのルーヴル美術館に所蔵されています。


今回は、ルーヴル美術館の三大作品の一つとして世界中の人々に愛されている【ミロのヴィーナス】の鑑賞ポイントを1分解説します🧐


パリに来る予定のある方、ない方、どちらの方々にも知識として役に立つ記事にしようと思いますので、ぜひ最後までお付き合い下さい 😌


La Vénus de Milo

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作品名にもなっている『ミロ』は女神像の発見地ミロス島のロマンス語形で、『ヴィーナス』はアプロディーテーのラテン語名ウェヌス (Venus) を英語読みしたもの。


作者は紀元前130年頃に活動していた彫刻家、アンティオキアのアレクサンドロスと考えられていますが、作者の生涯については殆ど分かっていません。


ミロのヴィーナスは上下2つの大理石から出来ており、作品の高さは203cmにも及びます。


そんなミロのヴィーナスがルーヴル美術館を出て海外へ渡ったことは、たった1度、1964年4月から6月の期間、日本の東京都 (国立西洋美術館) および京都府 (京都市美術館) で行われた特別展示のみだそう。

 

失われたヴィーナスの両腕

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両腕がないことで、逆説的に『どんな手があったんだろう』と、観る者の想像を掻き立てるミロのヴィーナス。


数多くの芸術家や科学者が欠けた部分を補った姿を復元しようと試みていますが、現在のところ、定説と呼べるほど成功しているものはありません。


1番大きな説としては、『林檎を手にしている』という話が広く伝わっています。また、この像は本来ミロのヴィーナスではなかったという説なんかも、あるようですね。


僕にとってミロのヴィーナスは『完璧なものが美しいのではなく、欠けているものこそ美しい』という価値観について考えさせられる作品です。

 

皆さんはどの様に感じますか?


ぜひルーヴル美術館に足を運んだ際は、記事の情報も参考に鑑賞してもらえると嬉しいです😌

 

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