フランスには、夏時間 (サマータイム) と冬時間があります。でも実はパリで生活をしていても、あまりサマータイム (夏時間)、冬時間の変更は意識していないもの。
気がついたらサマータイムが終了だった、なんて経験はしょっちゅうです。
スマホやパソコンは自動時間変更機能で対応してくれるし、特に冬時間の開始日は1時間遅れで、睡眠時間を長くとれて得した気分なので、さほど生活の上では深刻ではありません 😂
しかし一時的にフランスに訪れる旅行者の皆さまにとって、『知っているか、知らないで後で気づくか』の違いで、大きなトラブルに遭遇してしまうケースがあります。
例えば、「サマータイム変更日が日本帰国のフライト日で、1時間の時間差に気がつかず、空港到着が遅れてしまった」などですね。
そこで今回は、フランスの夏時間 (サマータイム)と冬時間を分かりやすく説明します。
【開始日・終了日】
基本的には、夏時間 (サマータイム) は4月から10月、冬時間は11月から3月です。夏時間は時間を1時間進め、冬時間は時間を1時間遅らせます。開始日と終了日は以下の通りです。
サマータイム開始
3月最終日曜の深夜2時を3時に変更 (2020年は3月29日、2021年は3月28日)
サマータイム終了
10月最終日曜日の深夜3時を2時に変更
☆今年は、2019年10月27日の深夜3時を2時へ変更します!
ちなみに2020年は10月25日、2021年10月31日です。
【日本との時差は?】
夏時間: 7時間 ※日本がフランスより7時間先に進んでいます。
冬時間: 8時間 ※日本がフランスより8時間先に進んでいます。
【対応方法】
i-phoneなどのスマートフォンや、パソコンは自動時間変更機能で対応されます。が、自動時間変更機能のない時計の対応は以下の通りです。
夏⇨冬時間へ変更
変更日の就寝前(前日の土曜夜)に1時間時計を戻して就寝しましょう!
冬⇨夏時間へ変更
変更日の就寝前(前日の土曜夜)に1時間時計を進めて就寝します。
夏⇨冬時間への変更を忘れると、翌日1時間早い行動になってしまいます。フライトの時間や美術館などの開館時間には、1時間早く到着するはめになります。また、冬⇨夏時間への変更を忘れると、その逆の問題が起こってしまいますので、ご注意を!
【まとめ】
ヨーロッパでは、夏時間と冬時間で日照時間が大きく変わります。夏の時期は、夜22時過ぎまで明るく、冬の時期は逆に日中が短く、16:00過ぎには暗くなってしまいます。
そういった理由から、フランスを含むヨーロッパでは、省エネ対策を含め、サマータイムが導入されています。
しかしフランスを含む、EUのサマータイム制度の廃止が議論されているというニュースを目にしました。でもそれも2021年以降に先送りすることで一致した様子です。
今年、来年度にパリにご旅行予定のある方は、ぜひこの記事を参考に、フランスの夏時間 (サマータイム)と冬時間の認識をしておいて下さいね😌
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