1703年創業のパリで最古のパティスリー STOHRER を紹介します。
フランス菓子の定番「Baba (ババ)」を考案したとして知られる STOHRER は時代を超え、今もなおモントルグイユ通りで営業を続けている人気の老舗パティスリーです。
フランス伝統菓子だけでなく、モダンな生菓子、惣菜やパンなど幅広い商品を取り扱い、高級食材店の地位を築いた STOHRER は、フランスの食文化を感じる事ができる最高の場所かもしれません。パリ滞在中にぜひ立ち寄ってみたいパティスリーの1つですね。
【LOCATION】
最寄り駅は Metro 4番線 Étienne Marcel もしくは3番線 Sentier です。どちらの駅もモントルグイユ通りの初めと終わりに位置しているので、分かりやすいと思います。STOHRER に近いのは Étienne Marcel 側です。
【MENU】
店内はそれほど広くないのですが、かなりの商品数の伝統のフランス菓子がショーケースの中に並んでいます。予備知識がないと、何を注文したらいいの分からなくなってしまいそうなので、この店の名物パティスリーを一緒に見ていきましょう!
商品名が「愛の井戸」というフランス語の意味を持つ Puits d'Amour(ピュイ・ダムール)は人気商品。クリームを詰めたフイタージュ生地に砂糖をかけ、熱したコテでキャラメリゼしたものです。(写真右)
現在のババの原型といわれる看板商品 Ali-Baba (アリ・ババ)。切り抜いたブリオッシュをラム酒に浸け、レーズン入りのカスタードを詰めています。(写真右)
ブリオッシュのパンを甘いラム酒のシロップに浸けた、シンプルな Baba au Rhum (ババ・オ・ラム)。フランスのパン屋さんで多く見かける Baba au Rhum ですが、最初に創り出したのが STOHRERなんです。(左上)
ババ・オ・ラムにクリーム・シャンティイをデコレーションした Baba Chantilly (ババ・シャンティイ)もまた、人気メニューです。
他にもフランスのフィガロ紙でも表彰された有名な Éclair (エクレア)は個人的なお気に入りです。このエクレアを買って片手に食べながらモントルグイユ通りを散策します。
【まとめ】
1703年創業というと、日本でいえば江戸時代!そんな時代からパリのパティスリーの歴史は始まっているんですね。そして今もなお、その伝統的なフランス菓子を楽しめる場所 STOHRER。ぜひパリ滞在期間中に立ち寄ってフランスの食文化を感じてみてはいかがでしょう。
Bon voyage!
【INFORMATION】
アドレス: 51 rue Montorgueil, 75002 Paris
営業時間: 月-日 7:30-20:30