モネの「睡蓮」で有名な Musée de l’Orangerie (オランジュリー美術館)をご案内します。
水抜きのかいぼり作業が3度行われ、湖底の水草まで見える透明度になった、東京都井の頭恩賜公園内の「井の頭池」が、印象派の巨匠 クロード・モネの絵画「睡蓮」に描かれている池のようだと、6月に入ってSNS上で話題になっていました。
そんなモネの絵画「睡蓮」が展示されている世界的に有名なパリの美術館が、Musée de l’Orangerie (オランジュリー美術館) です。
【LOCATION】
最寄り駅は Metro 1,8,12番線 Concorde コンコルド広場に面したチュイルリー公園の入り口付近に位置します。凱旋門、ルーブル美術館、オルセー美術館からも、徒歩ですぐです。
【TICKET】
一般 €9 (18歳以下無料)
オーディオガイド €5
パリの美術館は毎月第1日曜日が無料になります。ただ、混んでいて美術を鑑賞する雰囲気ではなくなるのでオススメはしません。
観光名所や美術館を中心にパリ滞在をお考えの方には、パリ・ミュージアムパス購入をオススメします。チケット購入の列に並ぶ手間も省け、値段的にもお得です。HP: http://www.parismuseumpass-japon.com
【Les Nymphéas】
光の変化と季節の移り変わりをとらえるために、時間帯や視点を変えて何度も同じ風景を描く方法を確立させた「睡蓮」シリーズ
円形のガラス天井から自然光が入り、カーブを描く壁全面に展示された「睡蓮」を展示する為の設計
モネの晩年までの30年間の間で約250枚に及ぶシリーズ作品の一部は、日本の美術館でも鑑賞できますが、オランジュリー美術館で鑑賞する「睡蓮」は特別です。
「睡蓮の間」だけでも十分に見応えはありますが、地下2階では印象派を代表する画家の傑作も多く展示されています。(セザンヌやルノワールなど) 地下1階には、ミュージアムショップとカフェスペースもあり、小規模ながら充実した美術館です。
ぜひ Musée de l’Orangerie の「睡蓮の間」中央のベンチに座り、時間が許す限り、ゆっくり鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
また東京近辺にお住まいの方は、パリへ来る前に、井の頭池でモネの「睡蓮」を感じてみてはいかがでしょう。
【INFORMATION】
アドレス:
Jardin des Tuileries/Place de la Concorde 75001
営業時間:
水-月9:00-18:00 火曜休み(最終入場17:15)
HP (英語):
https://www.musee-orangerie.fr/en
【ADDITIONAL NOTE】
モネの睡蓮が鑑賞できる日本の美術館リスト
・東京都国立西洋美術館
・神奈川県ポーラ美術館
・岡山県大原美術館
・香川県地中美術館
・京都アサヒビール大山崎山荘美術館
・福岡県北九州市立美術館
・群馬県群馬県立近代美術館