フランスの象徴主義の巨匠 モローの作品が並ぶ、ギュスターヴ・モロー美術館をご案内します。
ギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau)は、フランスの象徴主義を代表する画家で、神話や聖書を主題にした幻想的な作風で知られています。
1852年からアトリエ兼自宅として過ごた邸宅が、モローの遺言により、個人美術館「ギュスターヴ・モロー美術館」として1903年に開館し、現在に至ります。
【LOCATION】
パリ9区の住宅街に位置し、最寄り駅の Metro 12番線 Trinité d’Estienne d’Orves から徒歩5分位の距離です。
【TICKET】
一般: €7
18-26歳: €5
ミュージアム・パスでの入場が可能な美術館です。同じくミュージアム・パス利用で行けるオススメ美術館の過去記事も載せておきます。併せて参考にして下さい。
・オランジュリー美術館 (https://www.paris-book.com/entry/orangerie)
・ロダン美術館 (https://www.paris-book.com/entry/museerodin)
【作品】
2階、3階が展示スペースになっており、壁面を埋め尽くす様に展示された作品に圧倒されます。個人的に2階部分の見所は「神秘の花 (Fleur mystique )」です。
フロアーで目を惹く美しい螺旋階段を上がり、3階へ。3階には「ソドムの天使 (Les Anges de Sodome)」を始め「踊るサロメ (Salomé dansant)」は必見作品です。
館内各階に日本語の作品解説ボードが貸出しされていますので、利用して作品と向き合ってみて下さい。(作品画像出典:https://instagram.com/museegustavemoreau?igshid=p4j9u8xllr06)
パリに多くある個人芸術家の美術館の中でも、ギュスターヴ・モロー美術館は、特に画家の世界観に入り込めるモローの作品同様、幻想的な空間として、お気に入りで何度も足を運んでいます。
皆さんも、ギュスターヴ・モローの世界をパリで堪能してみてはいかがでしょう。
【INFORMATION】
アドレス:
14 Rue de La Rochefoucauld, 75009, Paris
営業時間:
水-月10:00-18:00 火曜休み (閉館15分前までの入場)
HP:
【Additional Note】
「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」が先日6月23日まで東京のパナソニック汐留ミュージアムで行われていました。展示会は引き続き、大阪のあべのハルカス美術館で7月13日から9月23日まで、福岡市美術館で10月1日から11月24日まで開催されています。国内でモローの作品を鑑賞できる機会なので、お好きな方はチェックしてみて下さい。
https://www.aham.jp/exhibition/future/moreau/