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【Mont d'Or】季節限定チーズをワインと一緒に楽しむ年末年始

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毎年11月の第3木曜日は『ボジョレー・ヌーヴォー解禁!』とメディアで大きく報じられ、酒屋に新酒が並ぶ光景は、冬のお祭りの様な風物詩です。


そんな解禁日が設けられているボジョレー・ヌーヴォーですが、同じく販売期間や製造期間が設けられ、熟成が進んだ11月に、ボジョレー・ヌーヴォーと合わせて食べる機会の多い、季節限定のチーズをご存知ですか?


そのチーズとは、フランスとスイスの国境付近、ジュラ山脈の周辺で手作業で生産されているチーズ Mont d'Or (モン・ドール)です。


熟成が進み、最も美味しくなる季節が11月から2月くらいと言われる 『フランスの冬の旬の味覚』Mont d'Or を、今回紹介していこうと思います😌

 

Mont d'Or

Mont d'Or は、ジュラ山脈の高地で放牧されている牛の牛乳から作られる柔らかいチーズで、なんと1kgのチーズを作るのに対し、およそ7リットルの牛乳を必要とします。


Mont d'Or はウォッシュタイプのチーズで、定期的に塩水で表面を拭きながら熟成されます。クリーム色っぽいオレンジ色の表面の皮は、この作業によって作られているものです。


チーズの形は円形で丸い木箱に収められ、サイズ的に直径が15cm程、厚さも5cm程のものがよく売られています。サイズに規制はないので、もちろん大きかったり小さかったりは当然します。


街のチーズ屋の店頭では、熟成の程度が判別できるよう、木箱の蓋を外し、通気性のラップを張って陳列されているケースが多いです。


Mont d'Or  は暑さに弱く、傷みやすいチーズの為、毎年8月15日から翌年の3月15日までの期間限定で生産され、9月10日から翌年5月10日まで販売される、季節限定のチーズなんです。

 

食べ方

食べ方は簡単で、表面の皮を剥がし、柔らかいチーズなので、そのままスプーンで中身をすくって、バゲットなどと一緒に食べるのが一般的です。


また Mont d'Or を丸ごとオーブンに入れて焼き、チーズフォンデューのようにして食べる方法もオススメです!


丸い木箱の周りをアルミホイルで包み、表面の皮を剥がして白ワインを注ぎます。準備したチーズをオーブンで20-30分焼けば完成です。


あとはお好みで、バゲットや生ハム、茹でたジャガイモなどと一緒に食べます。


Mont d'Or は色々な種類のワインと合います。


これからのシーズンのクリスマスディナーや、年末年始のハウスパーティーでぜひ『フランスの冬の旬の味覚』を試してみてはいかがでしょう😌