パリのマルシェについてお話しします。
フランスでは日常生活にマルシェ(市場)の文化が今も深く根付いています。
各エリア、決まった曜日にマルシェが開かれるので、日用品はスーパーで、食料品は近所の行きつけのマルシェで、という買い物ルーティーンが特別ではありません。
店員さんが旬の食材、産地、食べ方など積極的にコミュニケーションをとって説明してくれることで、食の安全への不安が和らぎ、生産者の情熱も伝わり、食への興味が湧きます。
「同じもの、でも誰から買うのか」
そこに信頼関係があるからこそ、今も人が通い続けている、フランスの清き日常文化、それがマルシェです。
【観光者に便利なマルシェ 2選】
①Marché Bastille
バスティーユ広場のマルシェは、パリ市内最大規模のマルシェで、日曜と木曜に営業しています。食料品から日用品、フード屋台など庶民的な雰囲気の店が並びます。マレ地区からも徒歩圏なので、アクセスが便利です。
住所:Boulevard Richard Lenoir 75011 Paris
営業時間:木曜 日曜 7:00-14:30
②Marché des Enfants-Rouges
マレから北マレ地区の間にある、パリで最も古い市場。火-日で営業しており、屋根があるマルシェなので天気が悪い日も気になりません。食材以外にも、テイクアウトやイートインが出来るデリが並んでいるので軽めのランチ利用もありです。
住所:39 rue de Bretagne 75003 Paris
営業時間:火-土 9:00-20:00・日 9:00-14:00
【季節のオススメ】
白桃 (pêche blanche)や黄桃 (pêche jaune)は日本のスーパーでも見かけますが、この平たい桃は珍しくありませんか?
フランス生活の季節の楽しみでもある La pêche plate (平たい桃)、夏のこの時期しか食べられない旬のフルーツです。
中心に種が入っていて、アボカドと同じように種の周りにナイフを入れ、上下を回しながら開きます。皮も薄いので、フランス人の様に皮ごと食べています。
白桃や黄桃よりジューシーで美味しいんです。滞在期間中のホテルの部屋で朝食として食べるのも良いですよ。
Bonjour! の挨拶だけでも、お店の人とコミュニケーションを取って、マルシェでフルーツを1、2個 買ってみてはいかがでしょう。
マルシェはフランスの日常体験ができる貴重な観光スポットですね。