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PARIS CITY GUIDE

【ヨーロッパ写真美術館】マレ地区にあるヨーロッパ最大級の写真美術館

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フランスは、写真技術が生まれた国ってご存知でしたか?


毎年11月にグラン・パレで開催されるヨーロッパ最大級の写真見本市 PARIS PHOTO からも読み取れるように、この街には多くの根強い写真愛好家がいます。僕もその中の1人です。


『撮るのも好きだけど、鑑賞するのも好き』そんな写真が大好きな方にオススメのパリのスポットがあります。それが今回紹介する、マレ地区にある写真専門の美術館 MAISON EUROPEENNE DE LA PHOTOGRAPHIE (ヨーロッパ写真美術館) です。


ヨーロッパ写真美術館は、あまり取り上げられませんが、欧州最大級の写真美術館で、現地での評価は高く、写真好きにファンが多い美術館の1つなんです。

 

LOCATION

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美術館は、最寄り駅のMetro 1番線 Saint Paul からサン・ルイ島に行く途中にあります。もしくはセーヌ川沿いの7番線 Pont Marieからも徒歩すぐの距離です。


ロケーションも良く、美術館自体が大きくない為、ショッピングや観光前に立ち寄れます。また近所のピカソ美術館 (過去記事: https://www.paris-book.com/entry/musee/picasso)も大きくないので、2つの美術館をセットで行くプランは効率的でオススメですね。

 

TICKET

一般: 10€

26歳以下/学生: 6€


こちらの美術館はミュージアム・パス対象外です。チケットは現地美術館で購入いただけます。なお8歳以下のお子様は無料です。

 

ATMOSPHERE

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ヨーロッパ写真美術館は、地下1階から3階まである各フロアにシーズン毎の企画展で構成されており、世界各国で注目を浴びる写真家の作品を見ることができます。

 

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主に現代写真をテーマにセレクションされています。そのため、新進気鋭の若手写真家も多く起用されており、その表現方法は鑑賞する者に問題を投げかける社会的な作品も多く興味深いです。


またドキュメンタリーや映像作品を流すシアタールームもあり、定期的に写真の展示が変わるので、訪れる度に刺激をもらえます。最新の展示スケジュールは事前に美術館オフィシャルHPで確認しましょう!

 

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建物は1706年に建築された重厚感のある個人邸宅を改装したもので、周囲の街並みと調和しています。美術館のエントランスには、日本人写真家の田原桂一さんによる『庭』という作品があります。このモダンな石庭は常設なので、いつでも鑑賞ができます。


地下には図書館、1階には小さなブックストアがあり、企画展の写真集やポストカードが購入いただけます。また多種多様なタイプの写真の写真集も揃っており、探していた一冊に出会えるかもしれません。


パリで隙間時間がありましたら、ぜひ写真発祥の地フランスで、欧州最大級の写真美術館 ヨーロッパ写真美術館 を訪ねてみてはいかがでしょう。

 

INFORMATION

アドレス: 5-7 rue de Fourcy, 75004, Paris

開館時間: 水,金 11:00-20:00 木 11:00-22:00 土,日 10:00-20:00 月,火休み

HP: https://www.mep-fr.org