皆さんは、写真好きですか?
僕は写真の撮影が好きですが、鑑賞も同じく好きで、気になった写真展やギャラリーによく足を運びます。現像された写真の色彩はスクリーンや写真集で見る作品と違った印象を持てることも、しばしば。奥深い写真の現像の魅力に取り憑かれてしまっています。
今回は、パリで定期的に写真鑑賞で訪れるスポットの中で、Jeu de Paume (ジュ・ド・ポーム国立美術館)を紹介しようと思います。
パリ8区のコンコルド広場の近くにあるチュイルリー公園内、オランジュリー美術館(過去記事)と反対側に建っている Jeu de Paumeは、写真や映像の企画展中心の現代アート美術館です。
【LOCATION】
最寄り駅は Metro 1,8,12番線 Concorde コンコルド広場の石畳の上を走る車のタイヤの音と空の大きさがヨーロッパだなぁと感じさせます。
【TICKET】
一般: €10
学生・26歳未満・65歳以上: €7.5
*毎月最終週の火曜日は学生と26歳未満の方は無料です。
こちらはミュージアム・パス対象外の美術館なのですが、企画展が中心の美術館なので、好きなアーティストが展示されているのであれば、十分お支払いする価値があると思います。
【Jeu de Paume】
重厚な外観とは対象的に、内部はモダンな造りで開放感があります。ジュ・ド・ポームとはフランス貴族の間で流行したボールを打ち合う競技の事で、テニスの原型となったスポーツと言われています。そのコートが建築内部にあったことが美術館の名前に由来するそうです。
【EXHIBITION】
Jeu de Paume はパリコレのファッションショー会場としても使われていて、9月末にパリコレが控えているからでしょうか、多くの展示が9/22までですね。現在展示されているアーティストと開催期間の情報をまとめます。
Sally Mann (9/22まで)
Marc Pataut (9/22まで)
Ben Thorp Brown (9/22まで)
André Kertész (10/27まで)
事前に詳しくアーティストの経歴や作風などが知りたい方は Jeu de Paume Official HPより検索してみて下さい。個人的には Sally Mannの作品は好きなので行こうかなぁと思ってます!
1階に併設されているブックストアでは、今まで展示したアーティストの作品集など貴重な書籍が並ぶ、写真好きには勉強になるスペースです。他にもポストカードなどが手頃な価格で購入できるので、日本に帰国して自分の部屋に飾っても、またはお土産にも良いアイテムかもしれませんね。(書店利用だけなら入場料は必要ありませんよ!)
ぜひ Jeu de Paume で写真の魅力を堪能してみてはいかがでしょう!
【INFORMATION】
アドレス: 1 place de la Concorde, 75008 Paris
営業時間(夏季): 火曜 12:00-21:00 水-金 12:00-20:00 土曜 11:00-20:00 月曜休み