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PARIS CITY GUIDE

【雑記録 09】

年の瀬に日本に居る。日本の風物詩を偶然、出先で見かけた時のこと。

 

どこかの会社の忘年会の最後に、いい歳の大人達が『一本締め』をしてる姿が滑稽で笑ってしまった。


『それはお前が無知で、日本の風習に対して無礼なだけだ』と、デキる同い年の男が僕を蔑むように、そう言う。


まぁ言ってるコトは、ある側面から見れば正しいし、その場を笑って流す。


でも『顔を赤くした大人の完全なる流れ作業、宴会の終止符程度の役割にすぎない風習に敬意がいるのか?』といった具合に間髪入れずに言葉を返すと、この国では喧嘩になる。


思い返せば、日本の学生時代『意見するな!』とよく先生に怒られていた。だから日本の学校はクソほどつまらなかった。


こんな風に、日本の社会では適合し難い幼稚な感性を持ち、居場所を海外に求めて子供から青年になってしまった。笑


そんな体質のせいか、知識や経験でマウントを取る大人たちより、感覚だけの鋭い刃物のような若者たちのアイデアの方が納得がいく。

 

なぜかというと、アイデアが『問い』から来てきるからだ。彼らのは粗いけど、アイデアの出所が似ている。


ちなみに僕は人の話は黙ってよく聞くタイプだ。(自分に取り入れるかは別として)


そういう一面を見抜いてだと思うが、ボスはかなり癖の強い属性の人間を僕のアシスタントに回す。


だいたいアシスタントは容赦なく意見してくる。僕もそれを求めている節がある。


『意見を持たない奴はつまらない』そういう僕の描いていた世界で生きることが実現している証だ。


役割、ポジションは違えどクリエーションをする上では対等な関係を優先する。そっちの方がお互い楽しいし、学びが多い。


現に、他が手に負えず僕の元に回ってきたアシスタントの発想は大体面白い。とくに他愛もないプライベートの話なんかは抜群だ。笑


でもファッションの残酷な一面は、そんな優秀なアシスタント達でもプロのポジションを掴むのは、運とかタイミングだということ。


多くの子は、契約を出来ずにブランドから去っていく。


そんな僕のアシスタントを経験した子の中の1人から『サンローランのバッグのデザイナーになった』と報告を受けた。


2019年で1番嬉しかったニュースだ。


ここで、声を大に自慢したい。おめでとう!


まぁイタリア人だから、この日本語文は読めないと思うけど。


『今度、飯奢るからミラノ来いよ!』相当ガサツな扱いのメッセージが添えてあったのが嬉しかった。


だから僕は『FUCK YOU!』って返事しといた。


おしまい