ロワールの古城巡りはパリの現地ツアーの中でも、モンサンミッシェルと並んで人気のツアーロケーションの1つだと思います。
しかしロワール地方までのバスツアーは丸1日時間を要してしまい、ツアー会社などに支払うコストも掛かってしまいますよね。
『時間がない、お金をかけたくない、でも古城は見たい!』そんなご希望叶えます。
皆さんは中世の雰囲気を残した古城が、パリの主要交通機関、メトロ1本で遠出をせず行ける場所にあるのはご存知ですか?
今回は、パリ東部にある広大なヴァンセンヌの森に佇む、12世紀に建てられた古城 Château de Vincennes (ヴァンセンヌ城)を紹介します。ぜひパリ観光の参考にしてみて下さい😌
【LOCATION】
アドレス: 1 avenue de Paris, 94300, Vincennes
最寄り駅は Metro 1番線 Château de Vincennes です。メトロ1番線は、凱旋門からルーヴル美術館、バスティーユ広場など観光主要スポットを結ぶラインで便利です!
と同時に、観光客狙いのスリ(子供の集団)が多発するのも、この1番線なので十分に注意を払いましょう!Château de Vincennes 駅の出口から出ると、ヴァンセンヌ城は目の前で、徒歩1分程で着きます。
【TICKET】
一般: 9€
18歳以下は無料となっており、ミュージアム・パスの利用が可能の観光スポットです。
観光客が少ないためヴェルサイユ宮殿の様な混雑もなく、チケットを現地の窓口で買っても問題ありません。ゆったりと見学可能で、所要時間は1-2時間を目安にスケジューリングすると良いと思います。
【HISTORY】
12世紀に建てられた、ヴァンセンヌ城はフランスの歴史に名を残す王朝が使用したパリで最も古いお城です。またルイ14世がハネムーンで訪れたことでも有名です。
その後武器庫になったり、牢獄になったり、陶器の製造工場になったりと様々な歴史を経て、1860年ナポレオン3世によって、公共に見学できる施設として開放されました。
【主な見所】
《①ドンジョン》
美しいヴァンセンヌの森を一望することの出来るの展望台になっているドンジョン。1369年に完成した、高さ52メートルの天守閣で、中世ヨーロッパの砦の中で最も高い要塞建築でした。
開館時間: 10:00-17:00 (9/23-5/20)・10:00-18:00 (5/21-9/22)
《②サン・シャペル礼拝堂》
半曲線を描いたアーチの美しい、フランス後期ゴシックのフランボワイヤン様式で建てられた、サン・シャペル礼拝堂。
1379年にシャルル5世によって、パリのシテ島にあるサン・シャペルを模倣して作らせたもので、完成までに173年もの歳月を要したそうです。
開館時間: 10:30, 13:00, 14:00, 16:30 (9/22-5/20)・10:30, 13:00, 14:00, 17:30 (5/21-9/21)
【まとめ】
半日も要さずに、メトロで簡単にアクセスでき、観光客で混み合うこともなく、ゆっくりと見学できる、パリの中世の城 ヴァンセンヌ城。
最先端の感性やトレンドを発信しているパリ市内と対照的に、静かに時を刻んでいるパリの歴史的な建造物ヴァンセンヌ城 もまたパリの魅力を語る上で外せないスポットです。
ぜひ、お時間を見つけて訪れてみてはいかがでしょう😌