僕がモード業界を志した頃から、崇拝しているクチュリエは今も変わらず Cristobal Balanciaga (クリストバル・バレンシアガ) ですが、
パリに渡った後に、洗練されたカッティングや縫製の技術に感銘を受けたクチュリエが、一人います。
その人物は2017年に他界してしまったクチュリエ界の巨匠 Azzedine Alaïa (アズディン・アライア) です。
そんなアライアの死後、自宅兼アトリエとして使用していたマレ地区のスペースが改装され、開放されている場所が、Association Azzedine Alaïa (アソシアシオン・アズディン・アライア) として知られています。
運営している財団は、アライアが生涯に渡って収集したアーティストたちの作品や自身の作品を保存し、展示公開することで若いクリエイターのサポートに力を注いでいます。
これら全ては Azzedine Alaïa 自身の希望だったそうです。
今回は、その Association Azzedine Alaïa と併設のブックストア La librairie de l’Association Azzedine Alaïa を紹介しようと思います😌
【LOCATION】
最寄り駅の Metro 1,11番線 Hôtel de Ville から徒歩数分。マレ地区のど真ん中という好立地で、ショッピング途中にでも立ち寄りやすいロケーションです。
【ATMOSPHERE】
Association Azzedine Alaïa では2020年1月5日まで、《AZZDINE ALAIA ANOTHER WAY TO LOOK AT FASHION THE TATI COLLECTION》展が開催されています。
展示の内容は、約30年前に試みられたクチュールとパリのディスカウントショップ TATI (タチ)とのコラボレーションプロジェクトです。
サラッと言いましたが、よくイメージして違和感を感じてみて下さい。クチュールとディスカウントショップ？？
これらの作品に、アライアの人柄と幅広い視野、革新的な思考力を垣間見ることが出来ます。
また、このコラボレーションに現在の『ハイファッションとストリートの融合』に通ずるものを感じました。学ぶことが本当に多いんですよ。
ブックストア La librairie de l’Association Azzedine Alaïa には、有名なフォトグラファーの絶版になっているアイテムやレアな写真集から、デザインやアート、カルチャーの書籍が並んでいます。
店内にあるジャン・プルーヴェの棚や、セルジュ・ムイユの照明など、生前の貴重なインテリアのコレクションも必見です。
Association Azzedine Alaïa のオリジナルグッズなどの販売もあって、ちょっとしたお土産の購入に良いかもしれません。
皆さんにも、ぜひ一度は Azzedine Alaïa の洋服を見て欲しい！今日はそんな想いで紹介してみました😌
【INFORMATION】
アドレス: 18 rue de la Verrerie, 75004, Paris
営業時間: 月-日 11:00-19:00 定休日なし
