1月のパリは絶賛、ソルド (セール) 期間中です!ソルド期間について詳しく書いた記事はコチラ⇨(過去記事: https://www.paris-book.com/entry/solde2019ss)
今回は、セールのショッピング途中に体験できる、ちょっと耳寄りなアート情報をお伝えします。
毎年、個人的に新年のパリで最も楽しみにしている、無料で体験できるアート展示です。どうぞ最後までお付き合いくださいませ😌
【LOCATION】
その場所とは、左岸の老舗百貨店の Le Bon Marché (ル・ボンマルシェ)です。パリのショッピングには外せないスポットですよね?
最寄り駅は Metro 10,12番線 Sèvres-Babylone です。
Le Bon Marché では、毎年ソルドの期間に合わせて、現代アーティストにカルトブランシュ (白紙委任状) を渡し、全館を美術館のように見立てた大掛かりなインスタレーションの展示で新年を迎えます。
毎年1組のアーティストが招待され、5年前から継続されています。
過去に依頼されたアーティストには、Ai Weiwei (アイ・ウェイウェイ) や、森美術館で開催された「魂がふるえる」が記憶に新しい、塩田千春などが挙げられます。
現在 Le Bon Marché は、LVMHグループの傘下にあり、芸術の振興を支援している面でも納得のプロジェクトですよね。
☆合わせて読みたい、LVMHが仕掛けるアートスポット Fondation Louis Vuitton (過去記事: https://www.paris-book.com/entry/fondation/louis/vuitton)
【AME NOCHI HANA】
2020年の招待アーティストはカナダ生まれの日本人デザイナー/建築家、佐藤オオキを中心に設立されたデザインスタジオ、nendo です。
展覧会のタイトルは『AME NOCHI HANA』セーヴル通りの8つのウィンドウでは、テーマに沿って水滴、ボトル、フラワーベース、水たまりといったストーリーが展開されています。
デパート内の展示内容を順に説明して行くと、まず地上階には五月雨、夕立など雨を表現した彫刻ボトルが展示が。
本館中央のガラス屋根の吹き抜けスペースには、天井からぶら下がった、自然の輪廻の巨大なインスタレーションがあります。
天井から降る雨が白い蕾となり、徐々に花が咲いていき、満開となった花はまた雨に姿を変えながら上がっていく、という仕掛けです。
Le Bon Marché の中央は吹き抜けになっているため、各フロアーから作品を様々な角度で楽しむことができます。
最後に3階では映像インスタレーションで傘を差しながら白いボードのセット上を散歩する参加型。
透明の傘の影の部分に空、雨、花の映像が映し出される仕掛けに、どこかココロが穏やかになります。
『AME NOCHI HANA 』のインスタレーションは、2月16日まで開催されています。期間中にパリにお越しの方はぜひ、チェックしてみてはいかがでしょう😌
【INFORMATION】
アドレス: 24, Rue de Sévres, 75007, Paris
営業時間: 月-土 10:00-20:00 日 11:00-19:45
HP: https://www.24s.com/fr-fr/le-bon-marche
《commune ではパリのポストカード作品集を販売しています⇨https://commune.theshop.jp》